しごとサポート西部の前田です。
8月31日(月)に、2020年度第1回西部地域就労支援ネットワーク会議をWEBにて開催しました。
目的は、大学関係者の方に働き方の選択肢の一つとして、新しい雇用システムである「超短時間雇用」を知っていただくことです。
障害学生の方は一般の学生よりもアルバイトの機会に恵まれにくい現状があるため、超短時間雇用を活用することで、就職までに働くことや適職などを考える良い機会となると考えています。
そのため、今回は、東京大学先端科学技術研究センター近藤武夫准教授を講師にお迎えし、大学関係者に向けて超短時間雇用についてご講演いただきました。
超短時間雇用とは、障害の有無に関わらず、週1回1時間など短い時間からでも働くことができる新しい雇用モデルのことです。
神戸市では2017年度からこのプロジェクトを開始し、多くの企業様からご賛同を得て、多数の障害・病気のある方や困り感、生きにくさを抱えている方の雇用創出が進んでいます。
また、今回は大学関係者向けということで、実際に雇用に結びついた大学生の事例紹介や、実際に超短時間雇用で働いている大学生の当事者へのインタビューも行いました。
当事者の方からは、「週30時間以上の働き方は自分には難しいと思っていたため、自分の体に合ったペースで働ける超短時間雇用に魅力を感じた。実際に働いてみて、体力に余裕がある状態で仕事ができるため、長く続けられそうだ」というお言葉を頂きました。
当日は、神戸市内を中心に兵庫県下の大学関係者の方に多数ご参加いただき、ありがとうございました。「生の声を聞くことができてよかった」「大変勉強になった」などのご感想を頂くことができました。
大学関係者の方々にもインターンとしての活用など、キャリアサポートの新たな手段として考えていただける良い機会になったと感じております。
年度内に第2回西部地域就労支援ネットワーク会議を開催する予定ですので、詳細については決定次第お知らせにてご報告したいと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。