すいせいのLGBTダイバーシティ担当の三宅です。普段は就労移行支援事業所CASTビジネスアカデミーにて勤務しています。
先日行われたLGBT関連の「明石プライドパレード」への参加報告と、すいせいのLGBT・ダイバーシティに関しての取り組みのお話をしたいと思います。
LGBT関連の「明石プライドパレード」参加
11月10日、すいせいの職員・植村(就労継続B型事業所ワークス垂水・就労移行支援事業所Free-biz担当職員)と私とで、「明石プライドパレード」に参加してきました。
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とてもよいお天気に恵まれ、88人もの参加者とともにレインボー旗を掲げ、明石の駅周辺を練り歩きました。
そもそもプライドパレードとは…
「プライド(Pride)」という単語は、英語の一般名詞で、「誇り・矜持」を意味しますが、それだけではなく、「セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)のパレード」を指すものとして、広く国際的に認知されています(パレード前後のイベントを含めた総称として使われることもあります)。
欧米諸国をはじめ世界の主要な都市では、この「プライド」と称されるセクシュアル・マイノリティのパレードイベントが恒例行事として、毎年開催されています。中には、ニューヨークやサンパウロといった、100万~300万人の動員を記録する巨大な規模のものもあります。
日本では東京・大阪など大都市での開催が多いですが、最近は、青森や奈良や丸亀など、多くの地方都市にも広まってきました。
今回の「明石レインボーパレード」は、「青森レインボーパレード」に啓発され、レインボー明石アクションさん、ソラニジ・アカシさん、そらにじひめじさん、姫路LGBT交流会さんが中心となって呼びかけられ、開催されました。
・レインボー明石アクション
・ソラニジ・アカシ
・そらにじひめじ
・姫路LGBT交流会
「明石にもLGBT・セクシャルマイノリティ当事者や、理解者のAlly(アライ)がいるんだ」と、一般の方にも広く認知していただける、本当にいい機会だったと感じました。
※Ally(アライ)とは?
アライ(Ally)は、LGBT当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人たちのことを指します。

今回プライドパレードが開催された兵庫県明石市は、パートナーシップ証明制度(同性のカップルなどを結婚相当の関係であると公的に認める)について、来年度にも導入する方針であるとの発表が、9月18日にあったばかりです。
芦屋市では、セクシャルマイノリティ電話相談が実施されています。
神戸市も、LGBT関連で行政による具体的な動きがあることを本当に期待しています。
行政による電話相談・パートナーシップ制度・講演会研修会参加など、具体的な取り組みがあるとLGBT・性的少数者はとても勇気をもらえます。
最後は神戸市へのお願いになってしまいました。
すいせいのLGBT・ダイバーシティに関しての取り組み
次はすいせいのLGBTダイバーシティの取り組みについてご紹介します。
現在は3つの取組みを行っています。
①外部啓発
②すいせい内部の啓発
③LGBTかつ障害のある利用者、求職者に対しての個別相談・就職支援
一つずつ、簡単にご紹介していきます。
①外部啓発
垂水区社会福祉協議会には、「2019年度明日に架けるたるみ応援ハートブリッジ助成」という助成制度があります。
すいせいは、兵庫県の300企業・行政機関に向けた「LGBTダイバーシティ啓発のパンフレット制作」のため、助成を申請しました。助成申請を審査するプレゼンテーションでは二位を獲得し、助成金をいただけることになりました。
この助成金を活用して、2020年1月頃、16ページの啓発パンフレットをデザインから記事まで作成し完成させる予定です。
また、兵庫県中小企業家同友会という、様々な業種の中小企業経営者の方々が集まる団体での啓発も行っています。
10月28日、すいせいのLGBT当事者職員が、経営者の皆さまにお話させていただく機会をいただきました。
LGBTの方と出会ったことがない経営者の方も多く、どんな風にするとLGBTの方が働きやすくなるかを考えるきっかけができた、と言っていただけました。
今後、人口がどんどん減っていくなか、LGBTを含めたダイバーシティの取り組みを、どの会社でも行う必要があります。
企業様とLGBTの方がお互い気持ちよく働けるように啓発していきます。
②すいせい内部の啓発
すいせい内部でLGBTダイバーシティの取り組みを行うためのプレゼンを行い、事業をスタートしています。
カミングアウトをしている職員が、近々すいせい職員向け研修を行う予定です。
すいせいのどの職員でも、LGBT利用者の方の相談をお受けできる体制を目指し、研修などを実施し取り組んでいきたいと思います。
③LGBTかつ障害のあるすいせい利用者・求職者に対しての個別相談
お仕事を探している、就労移行支援事業所を利用したいと考えている方には、様々な悩みがあると思います。
・LGBT当事者だけれど、すいせいの相談員の人に安心して相談できるのか…
・すいせいの就労移行支援事業所を利用したいがトイレや設備が気になる…
・就職へのプランが描けない…LGBTと障害をオープンにした就職活動はどうすればいいの?
・トランスジェンダーだけど性別欄がはっきり書かれているエントリーシートにどう対応したらいいの?
・配偶者がいるけど同性で制度上はパートナーと認めてもらえない…その場合履歴書の配偶者欄にどう書いたらいいの?
・面接でうまくカミングアウトするにはどうしたらいいの?
できる限りご相談をお受けいたしますので、ご相談のある方は下記のお問い合わせからご連絡ください。
もしもLGBTダイバーシティ担当職員との直接のご相談をご希望される場合は、「ダイバーシティ担当につないでください」と一言お伝えください。
まだまだ、立ち上げて間もない事業で我々も勉強中ではありますが、既にLGBTかつ障害のある方で、すいせいをご利用いただき就職して働き続けている、すいせい卒業生もいらっしゃいます。
今後も啓発や施設の見直しに取り組み、たくさんのLGBTの利用者の方に幸せな道を歩んでいただけるよう、また企業様に対しても、どんな人でも働きやすい会社を作っていただけるよう、お手伝いをできたらと思っています。