9月14・15日に東京へ行ってきました。
現在、東大と京大が委託を受け、国の事業で障害ある大学生の様々な支援の研究・活動が始まっております。
すいせいは、これまで就労支援で定着実績を上げてきたことや、大学生の支援に取り組んできたことを評価していただき、光栄なことに東大の「障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業PHED(フェッド)」のSIG活動に参加させていただくことになりました。
すいせいは、SIG-ETという就労支援を研究するチームに所属させてもらっています。このチームは他と異なり、障害学生支援を率先している大学の方はもちろん、企業の方、医療、福祉と多業種で構成されています。
先日はそれぞれの立場からの就労状況についての話を共有し、現状の課題、今後の活動のイメージなどを話し合いました。一流の方達と話をさせていただき、世界の基準や、日本の教育の現状や課題が改めて学べました。
また地域資源として僕たち福祉が障害学生に価値を出すためにできること、すべきことを色々と考えさせられる機会になりました。
やはり福祉の課題としては、障害福祉は規制緩和で民間の方も参入が増え、「大学や企業から見ると、どこの福祉事業所が良いのか分からない」と言う意見は多くの方から言われました。
どの福祉事業所も知識・技術を高め、学生に結果を出せるようになることで、業界の信頼をあげていく必要があると思いました。
まだ始まったばかりですが、この機会を法人の成長にもつなげ、チームに少しでも貢献できるよう頑張ります!!
※この活動では障害学生支援スタンダードの構築、キャリア移行と就労支援、障害学生エンパワメントという3つの柱について、大学、自治体、企業と連携した体制構築をすすめています。関心のある方はぜひPHED ホームページをご覧ください。
[東京大学]障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業:PHEDホームページ
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この記事を書いた人
岸田 耕二
社会福祉法人すいせい 理事長1981年生まれ、鳥取県出身。精神保健福祉士、産業カウンセラー。
2005年から就労移行支援事業所の施設長などを歴任。これまで東京大学プロジェクト参加、厚生労働省関連や神戸市福祉計画などの委員、ひきこもり支援、社会的養護者支援など幅広く活動中。
趣味はサーフィンとサッカー、娘二人のパパ。
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