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講演・メディア掲載

兵庫県中小企業家同友会での講演が「Doyu hyogo」に掲載されました

2017年9月26日の講演の様子を、兵庫県中小企業家同友会の冊子「Doyu hyogo」に掲載していただきました。
改めてこの講演について振り返っておきたいと思います。

兵庫県中小企業家同友会主催の「オール兵庫」第2分科会で、社長や幹部達の前で経営や障がいについての話をさせていただきました。

経緯はsuiseiは以前から中小企業家同友会(兵庫県約1,600社)という集まりに参加しています。そこは社長達が経営を学びあうネットワークです。学びの中には【障害者委員会】という場もあり、suiseiは前理事長の頃から障がいに関しての啓発も兼ね参加していました。

その中小企業家同友会では毎年「オール兵庫」というイベントを開催しており、今回はそのイベントの分科会で講演をさせていただきました。

内容はいつもなら「障がいとは何か。精神病・発達障害とは。障害者就労についてetc…」ですが、今回はそれだけに留まらずに、自分のことや、就労支援に関わる事で学んだ、人との向き合い方や人の得意不得意や性格を分析するノウハウ、それらをスタッフの適材適所に用いようとする取り組みについてなど、社員教育、経営に関する内容もお話しすることになりました。

社長の皆様方に経営について語るのは非常に気が引けましたが、もう一方で社長という社会的に権威がある人たちにも「精神病・発達障害など知ってもらうよい機会」という思いもあったので、医療・福祉の情報も織り交ぜながら話をしました。

今回の発表では少しでも啓発できるように、新しい動画を用いました。
suiseiの元利用者で、現在はスタッフとして活躍している、精神病を経験した人がインタビューを受けるという動画です。動画を通じて「精神病がどの様なものか、精神病者とはどんな人でどんな事を感じ思っているのか」を発信し、社会の偏見が少しでも変わればという思いでした。

動画の効果は予想以上に大きく、発表後には「動画を見てイメージが変わった」「僕たちと変わらないんだね」などと言っていただけました。また「障がい者について知りたい」や「雇用を考えたいから相談したい」と言ったお声もいただきました。

やはり多くの方が知る機会がないだけで、知れば障がい者の可能性を感じて貰えるなという手応えはありました。

講演で話した「人はみな違うので、人と向き合い違いを活用し適材適所を目指していく」という想いにも賛同していただけました。自分自身では、人財育成や経営に関しては、suisei設立時からお世話になった先輩方や利用者様に育ててもらった部分が大きく、その部分を評価してもらえるようになったのは、法人に社会人としても成長させてもらっていたのだ、と改めて感謝したのと同時に少し自信が持てました。

追伸
どうでもいい話ですが、自分が路上などで芸術活動(?)をしていた20代前半の頃に、仲良くしていただいた芸術家の方が社長になって話を聴きにきてくれました。10年ぶりくらいにお会いし、「こんなところで会うなんて人生って面白いな」と話せて嬉しかったです。これからもいろんな人と出会って繋がって成長したいなと思える1日でした。

ABOUT

兵庫県中小企業家同友会での講演が「Doyu hyogo」に掲載されました
岸田 耕二
社会福祉法人すいせい 理事長

1981年生まれ、鳥取県出身。精神保健福祉士、産業カウンセラー。
2005年から就労移行支援事業所の施設長などを歴任。これまで東京大学プロジェクト参加、厚生労働省関連や神戸市福祉計画などの委員、ひきこもり支援、社会的養護者支援など幅広く活動中。
趣味はサーフィンとサッカー、娘二人のパパ。
代表メッセージ・詳細プロフィール

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