だんだん暑くなってきて、いよいよ夏本番という感じですね。
さて、今回は「サービス等利用計画」について説明をしたいと思います。
みなさんは、この「サービス等利用計画」という言葉を聴いたことがありますか?
「サービス等利用計画」は、障害福祉サービスの支給決定を受けている方が、地域で生活していく時に必要となるさまざまなサービス等を上手に活用するために作る計画(トータルプラン)です。計画が作成された場合、その内容は、行政機関がサービスの支給決定を行う際の参考とするほか、実際のサービス利用時には、支援者の「共通目標」となります。
当時は利用できる方は一定の用件の方だけでしたが、H24年10月からは障害福祉サービスを利用する方がすべて対象となっています。
計画には、本人の希望する生活を実現するために必要となる幅広いサービスから、適切なサービスの組み合わせが選ばれ記載されます。 サービス等利用計画は、①相談支援事業所が作成するものと、②本人や家族、支援者が作成するもの(セルフプラン)の2種類があります。
障害福祉サービス事業所で作成される計画は、「個別支援計画」ですね。
これは、例えば就労継続支援(B型)事業所を利用している方だと、このサービスを利用するにあたって「休まずに通所をして、就労に向けての体力をつける」等の目標を作成しますが、「サービス等利用計画」はその方が利用する障害福祉サービスや社会資源等も含めて
計画を作成するものです。
サービス等利用計画は、住み慣れた地域で継続して生活するために、本人の希望や、多様な生活課題を、生活全体を総合的に捉え、具体的支援を明確にし、地域の障害福祉サービス事業者等の関係者と広くネットワークをつくり、チームアプローチの視点をもって支援を展開していきます。これらのコーディネートをするのが「相談支援専門員」と呼ばれる人です。
川本