みなさん就労について、考えておられる方も多いかと思います。
日本には、15歳以上の人口が11077万人の内、就業者数は6309万人で日本の就業率57.0%(H27年1月分)と総務省統計局の労働力調査で発表がありました。そのうち、正規の職員・従業員数は3273万人。数年前のリーマンショックにより、輸出減から製造業が影響を受け、東日本大震災では国内の需要が減少し、サービス業や小売業が大きな影響を受け失業者が多くでました。その時に比べると雇用情勢は上向き傾向にあるものの、まだまだ厳しい雇用情勢(完全失業者数231万人)が続いています。しかし、世界の就業率を見るとアメリカに続き、第2位と働く人が多い国と言えます。
文化が違えば「働く」理由や目的も少なからず違うところもあるかと思います。
そこで「働く」理由や目的について考えると「将来の目標を達成するため」「生活をするため」「やりたい仕事があるため」「遊びを充実するため」など、人によってさまざまな理由や目的が存在すると思います。「働く」には、自分のため(充実)は勿論、必要不可欠な目的ですが、片方で働く上で自分を取りまく他者(顧客や従業員など)があって「働く」が成り立つのだと思います。「働く」理由には、他者のためといったことにもつながります。
日本人には、そう言った両方の視点で働く理由や目的を見出すことができる人種であるからこそ日本人は働く人が多いのかもしれません。