企業の社長が集まって話し合い学び合いをする、中小企業家同友会の全兵庫経営研究集会で、「人間尊重の経営」と題して「障害者について」と「経営について」の講演を1時間ほどさせていただきました。
いつもとは違う内容で緊張しました。
前半の「障害者について」では、特に精神病や、発達障害、ストレスについて。
後半は「経営について」、障がい者の就労支援を長年行う事で身についている【ヒトの長所を見つけ業務とマッチングするクセ】を活かした職員配置により、利用者の方にとって効果的なチームとして活動しています、という話しをさせていただきました。
講演後は話をもとにグループ討議がされていました。そこでは“障がい者雇用についてや、自分の会社では職員の活用が出来ているかどうか”などが議論されいました。
グループ討議の内容も重要ですが、まずは参加された一般企業の社長が「障害者」について話し合いをする姿、「障害者」が議題にあがっている事――10年以上前であれば想像できなかった光景に時代の変化を感じました。
また、ある社長は
「これからの社会はいろんなヒトが活躍できるようにならなきゃイケないよね!」
と言ってくださったり、
「健常と言われているヒトが何も偉くないのに偉そうにしているよね、障がいあってもすごいヒトもたくさんいてもっと公平な社会であるべきだねよ!」
と言ってくださった社長もおられて、僕たちが思っている世界観が共有できたことが非常に嬉しかったです。
ヒトは誰しも違いがあって、それは上下で比べられるものではなく、ただただ違いとして理解し合い活用し合って、誰もが役割を持ち機能する社会になるように、これからも声を出していきたいなと思った1日でした。
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この記事を書いた人
岸田 耕二
社会福祉法人すいせい 理事長1981年生まれ、鳥取県出身。精神保健福祉士、産業カウンセラー。
2005年から就労移行支援事業所の施設長などを歴任。これまで東京大学プロジェクト参加、厚生労働省関連や神戸市福祉計画などの委員、ひきこもり支援、社会的養護者支援など幅広く活動中。
趣味はサーフィンとサッカー、娘二人のパパ。
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